株価が危険

あっという間に日経平均が13500円くらいになっています。
サブプライムローン問題関係と思われる業界だけの問題ではなく、全く住宅や不動産や金融と関係のない領域での値下がりが生じています。
たとえば、商社系の株価も下がっている。
小売り系、たとえば百貨店やスーパーマーケット系の会社の株価も大きく下がっている。
今日なんて、ベネッセなどの教育系の会社の株価も大きく値下がりした。


なんていうか、日本という国の経済活動自体に対する不安が覆っている感じの値下がり方。


よく考えたら、まだゼロ金利だから金利を下げることができない状況だし。
金利を上げると国債の返済が相当キツくなるし。
ひょっとして、金融政策的には八方塞がり??


労働政策的にも、これ以上人材の流動化を進める政策は取りにくそう*1だし。
最低賃金を上げると、企業の競争力が低下するって評価を受ける可能性もあるし*2


いやーヤバいかもしれないですね。
これ以上株価が下がるかどうかはわかりませんが、向こう何ヶ月かは暗い世相になるのかもしれないなぁ。なんてことを考えています。

*1:正規雇用者の賃金抑制が労働格差の一因になっている

*2:僕は、労働政策をキチンとして社会不安を一掃することの方が日本の経済活動に対する評価を高めると思うのだけれど