食育とか食農

夕方:
友人と仙台で会う。この友人と言うのは盛岡にいた頃(去年まで)に軟式テニスを教えてくれた人で、今は北大大学院教育学研究科に在籍している人。
話題の中心は、彼の研究テーマである農業体験と食卓の豊かさに。*1彼の関心は「大人に対する体験型食育環境」ということで、北海道でグリーンツーリズムできるフィールドを探して自治体に問い合わせているのだそうです。
話をしていると、・関心の高くないひとを体験学習に誘導する方法・体験を継続的にやりたいと思わせる工夫・食育環境(受け入れ先)の利益 あたりが課題になっているらしい。


関心の高くない人を体験学習に誘導するのは、僕の専門分野でも課題。関心が低い層ほど、知識のみの教育プログラムには乗ってこないし効果も低い。
食事、とくに朝食は社会生活としてクローズアップされにくいからこそ、関心を高めることが難しいような気がする。さて、どんな工夫をしましょうかね。

*1:彼の話によると、食育と言う言葉の定義は、狭義には栄養学的または農学的な知識をつけることによって食事に対する関心を高めることなのだそうです。また、農業体験をすることで、食事に登場する原材料たちの成り立ちを知ることを食農とい、広義の食育なのだそうです。