地球街角アングル:フィリピンの看護師事情

http://www.nhk.or.jp/angle/blist/050409con.html
番組のホームページから引用

医師がいなくなる PHILIPPINES

いま、先進各国は看護師不足の問題に直面しています。高齢化で需要は高まる一方ですが、きつい仕事の割に待遇が低い看護師の職は敬遠されがちです。 そこで先進国に“出稼ぎ”するフィリピン人看護師が注目を集めています。我慢強くて優しい性格は世界中で評判です。現在、年間1万人を越える看護師がアメリカやイギリスなどに渡り、病院や老人ホームで活躍しています。日本も2006年からフィリピン人看護師を受け入れることが決まっています。 ところがブームはフィリピン国内に悪影響をもたらしています。病院は経験の浅い若い看護師の姿が目立ちます。医師の数も足りなくなっています。実は、看護師に転身して海外で働く医師が現われているのです。必要な医療を受けられなくなった患者もいます。 先進国の深刻な人手不足を背景に“流出”はさらに増える傾向にあります。医療危機が迫るフィリピンの現状を報告します。 [取材ノート] 看護学校の取材で「海外で働きたい」と口をそろえたのは、まだ顔にあどけなさが残る17歳の看護学生たち。出稼ぎという言葉のイメージとは裏腹に彼らの表情は輝いていました。日本も来年からそのフィリピン人看護師の受け入れを始めます。

経済や言語のグローバル化がもらたすものの一端がここに見える気がします。
グローバル化がもたらすものは、一極集中ではないかと思うこともあるのですけれど、まだわかりません・・。
ところで、NHKに一言。
アメリカでも日本でも、看護師は敬遠される職業ではないと思う。アメリカに行ったとき、「今アメリカのティーンに人気が上昇中の職業が看護師と美容師だ」って多くのヒトが言っていました。何人かの10代20代と話していて、資格を取得することが"可能性(スタートライン?)"になる職業が志向されるのだと感じました。