秋田大学大学院の自殺予防学コース

自殺予防のプロを養成=全国初、専門コース−「人材育成の拠点に」・秋田大大学院
2008年1月13日(日)14:26
 厚生労働省の統計で自殺率が12年連続ワーストワンの秋田県で、自殺対策の中核を担う秋田大学秋田市)は、2008年度から新たに大学院医学系研究科博士課程に自殺予防学コース(4年)を設ける。自殺予防に関する専門コースの設置は全国初という。
 総合的な自殺予防対策を担える人材を育てるのが狙いで、同大の本橋豊医学部長(53)は「秋田を人材育成の拠点にしたい」と意気込む。
 自殺予防に必要な知識は、うつ病などの治療といった精神医学から、多重債務や格差問題などの社会学自殺対策基本法債務整理など実践的な法律知識、カウンセリングの技術、地域との連携など多岐にわたるが、これまで体系的に学べる場はなく、総合的な知識を持つ人材も少なかった。 

前々から、この話題は耳にしておりました。
秋田大学のホームページには、今のところこの情報に関することが掲載されていないようです。
どのような教育がなされ、どのような成果が出るのか、楽しみではあります。
行政や産業の分野の方々にこの成果が届くかどうかが、具体的な成果に直結しそうな気がします。


博士課程である必要があるかという議論があると思うのですが、この大学院の設立をきっかけに市民セミナーや各種の研修が行われるようになれば、いいのではないかなと思います。
単なるディプロマ・ミルになってしまわないことを願います。