今日は選挙

今日は選挙の日。


といっても、なにかの選挙の投票をするわけではなく。
映画「選挙」を見に行く予定。


仙台フォーラムで見てきました!


感想ー。
この映画、市議会議員の選挙において政党候補がどのように選挙戦を行っているのかを「観察」した映画です。
(この映画の形式について、ドキュメンタリーとはいわずに「観察」映画と命名し冒頭で表示してていました。)
1800円払う価値があるかは謎ですが、でもみて後悔する映画ではなかったです。


この映画で僕は、どこかで一度は聞いたことがあるような妙な選挙文化を再確認しました。
例えば「聴衆が耳を傾けるのは3秒間と言われている」から、とにかく名前を連呼するとか、
「ウチの"家内"といっておけば丁寧語にすると「おっかない」になるっていって笑いがとれる」と、家内という表現を使っている文化を紹介している(しかも実際にそういう場面があった)とか。
あと、印象に残っているフレーズは、「うちは、私の祖父の代から自民党で・・」というフレーズ。たぶん海外の人から見ると、国民の政治ポリシーにおいて世襲があるっていうのは妙な気分になるんじゃないだろうか。


そんなことがコントではなく、大真面目に行われているところがまたオカシイ。
僕の場合、先月に「大日本人」でドキュメント形式の映画を見たばかりなので、「大日本人」と比べながら見てしまいました。
大日本人」を思い出したシーン:
・選挙戦スタートの日に、神主さんが選挙カーのお祓いをするシーン(大日本人だと巨大化する儀式)
・主人公がビッグになりたいと語るシーン
街宣車から市民へ語る語り口が、単独での街頭演説の時と小泉前総理大臣がくるときとでまったく違うこと
・夫婦の関係性


非常に表現しにくい映画*1ではあるのだけれど、でも個性的でオモシロイ映画でした。

*1:これをもとに日本の民主主義についてウンチクすることは簡単に表現できるのだけれど、選挙期間でもあるのでそういうマトメはしません