看護研究セミナー

岩手県内のある病院で、研究に関するセミナーのアドバイザーを務めて4年になる。
最初の頃は講義が中心だったのだけれど、今は相談にこたえる形式になった。


単なる「けんきゅう」を教えるのではなくて、病棟で工夫しているケアやチームのあり方について
研究で達成した方がいいこととチームで取り組むべきことを分けるようアドバイスすることも行ってきている。


ただ、「研究」を明らかに超えたことをアドバイスしてしまうと越権行為になるので、
研究へのアドバイスの範囲内で言えることになるようにしているけれど。


聞けば聞くほど、臨床での実践から生じる疑問や関心はおもしろい。
その疑問や関心が、研究という一定の知的生産ルールを経てケアのガイドラインや記録の整備やエビデンスの確認になるというのは、とてもやりがいのあることだと感じている。