ストレス反応はどんな生体反応になるか?

 最近、ストレスをどのように測定するかを勉強している。
 今のところ、以下の方法がありうるらしい
  ・唾液中のIgA
  ・血液中のコルチゾール&アドレナリン
 さらに厳密に調べる方法として、今
  ・下垂体や視床下部のhnRNA
 というのがありうるらしい。
 RNAレベルでストレス強度を測定できると、かなり頑健な尺度と言えるだろう。
以下、メモ。

 
RNA産生量でストレス刺激が測定できるの?
 できる。簡単にいえば、RNAが産生していないと、その細胞が機能しているとは言い難い。つまり、ストレスによって活動抑制がかかっているならば、その細胞のRNA産生が非常に少ないものになっているはず。
・なぜmRNAではなくhnRNA?
mRNAは生体内での滞在時間が長いため、長時間のストレス刺激の影響を測定するにはいいが、短時間のストレス刺激への反応としては感度が低い因子である。hnRNAは生体内ですぐにmRNAに変化してしまうため、ある一時点での産生量を測定するにはhnRNAが適切。 
・資料は?
視床下部のhnRNA産生量を測定している報告*1
hnRNAとmRNAの関係を簡単に説明した資料*2

*1:www.banyu-zaidan.or.jp/symp/about/symposium_2004/seimei/itou.pdf

*2:www.takasaki.ed.jp/ssh/ssh17/h17-2nen/h17ssh2-pdf/h17ssh2-jb06.pdf