慶應義塾が大阪に進出

慶應義塾が大阪に進出

 慶応大学などを運営する学校法人・慶応義塾は11日、大阪市福島区に拠点施設を設けることを明らかにした。平成20年に日吉キャンパス(横浜市)に開設が計画されている新しい大学院の遠隔授業や産学連携拠点として活用する構想で、同年春ごろに開設の見通し。首都圏の大学が大阪の中心部に拠点を設けるのは初めてで、関西私大は“強敵”の出現に危機感を募らせている。  大阪市などによると、慶応義塾が進出するのは福島区大阪大学病院跡地に完成予定の文化ホールなどが入る民間の複合ビル。ビルの一部を借り、遠隔授業ができる設備を設置し、大学院メディアデザイン研究科やシステムデザイン・マネジメント研究科(ともに仮称)の遠隔授業を想定。関西在住の慶応大OBらが企画スペースなどとして利用することも検討している。  慶応義塾は明治6年に大阪市内に大阪慶應義塾として分校を設けていたが、同8年に撤退。平成20年に慶応義塾が創立150年を迎えるのを機に、福沢諭吉が学んだ適塾があるなど、ゆかりが深い大阪に拠点を設けることになったという。 1月12日8時0分配信 産経新聞

 いよいよ、大都市連結ブランチキャンパスの登場ですね。アメリカではよく見かける気がするけれど。
 慶応義塾くらいの規模の私立大学には、ぜひライバルを大学とするのではなくて、ライバルを民間のシンクタンクだと思うくらいの事業をやってほしいですよ。大都市にブランチキャンパスを持って、それぞれのブランチキャンパスごとに人材を置き、研究機関としてシンクタンク機能をもてば素敵だなぁ。