マルチシステミック療法(MST)

multisystemic therapy(MST)は米国サウスカロライナ医科大学のスコット・ヘンゲラー教授(臨床心理学)らが開発した青少年の暴力,破壊,非行,犯罪行動に対する心理学的介入技法です.MST は,アメリカ心理学会(APA)等の専門的学術誌で効果が科学的に実証されている数少ない技法であり,問題行動を起こした本人の家族を中心にさまざまな介入を行います.米国はじめ,イングランドアイルランド,オランダ,デンマークノルウェースウェーデンニュージーランド,カナダなど,欧米諸国においては児童・思春期,青年期の反社会的行動への介入技法としては最も知られた技法の一つです.
(国立精神神経センターのホームページから引用)

これ、アメリカの看護の教科書にも載ってた。訪問看護(というか、訪問による心理教育)を主体とした、包括的なケアプログラムです。上にも端的に書いたのですが、日本の場合には当事者のお宅に入ることが許されるのは医療契約が必要なことが多いから、虐待のケースの場合にどのような手続きで訪問を行うのか注目しています。まさか、訪問なしでやろうなんてしてないよなぁ・・と訝ってみたり。