教員免許5年更新・試用3年へ

中教審答申より厳格化、教員免許5年更新・試用3年へ

 教員免許更新制度のあり方を検討している安倍首相直属の教育再生会議野依良治座長)は4日、〈1〉免許の更新期間を5年間〈2〉正式任用前の「条件付き任用期間」(試用期間)を現在の1年間から3年間に延長――とする方向で最終調整に入った。  中央教育審議会文部科学相の諮問機関)が答申した「更新期間10年間で研修30時間」では、不適格教員を排除するには不十分だと判断した。今月8、9日に開く分科会の合宿審議で詳細を詰める。来年1月の第1次報告に盛り込み、通常国会に関連法案を提出する方針だ。  中教審答申よりも更新期間を短縮し、「試用期間」を延長するのは、教員免許制度の運用をより厳格化し、首相が唱える「教育現場からダメ教師を排除し、教育の質を高める」ことにつなげる狙いがある。 (読売新聞) - 12月4日14時40分更新

教員の評価を適切に行うことが可能になり、教員の足の引っ張り合いがなければ、機能としてとても有効なものになると思う。
けれど、未成年相手の仕事の評価はとても難しい。短期間で成果を挙げることは困難だし、信頼に足る評価指標があまりないから。
さらに、教員の個人主義を助長すると情報の秘匿傾向が強まり、例えば小学校で問題のありそうな子供がいても、担任が誰にも相談しないってことになるんじゃないだろうか。
三者評価を導入するなど、教員の足の引っ張り合いがでにくい評価システムを導入する必要があると思う。


それと、これをきっかけに、小学校〜高校教員の業務をスリム化してあげてほしいなと思う。
授業の指導力が不十分な先生にはクラブ活動の顧問なんかやってほしくない。そんな時間があったら授業をよりよくする努力をして欲しい。
学力以外の教育に、積極的に地域や外部のサポーターを招くという謙虚さがほしいものだ。