感想:脳とこころと幸福と

今日,NHKで放送していた番組です。

プレミアム10 「立花隆が探る サイボーグの衝撃」

 人類は、ヒトは、どこへ向かっているのか。その謎を解く鍵は、ヒトの脳とマシーンが融合するサイボーグ社会にあるのではないか……。  こう予測する知の巨人・立花隆。その最前線での取材と識者との徹底対論を通して、未来社会を占う番組である。  サイボーグ=ヒトと機械を融合する存在。これが現実のものとなり、脳科学・IT・ロボットの世界に、今、革命を起こしている。社会に衝撃を与えるサイボーグ技術。それは、人類に進化をもたらす革命か? それとも許されざる悪魔の技術か? そして、生物としてのヒトを改造することは、どこまで許されるのか?  番組では、研究の最前線を立花隆氏が提示し、各界の専門家と徹底的に語り合う。その相手は、世界が注目する、ロボットを使う脳科学者・川人光男氏(ATR脳情報研究所所長)。脳とコンピューターが直結した社会を、鮮明に描き、若者に大きな影響を与えている映画監督・押井守氏。サイボーグの出現を知り、これは、ヒトの「こころ」のありようを変えてしまうのではないか、と語る心理学者・河合隼雄氏である。  人類・脳・未来社会について、分かりやすくかつ深く思索する番組である。

かつて、攻殻機動隊を見たときに覚えた衝撃が、いよいよ現実のものになろうとしている。
過去において人類は、道具はヒトと区別できるものだった。しかしまもなく、道具がヒトと区別つかない出来事が起きようとしている。
「人間って何か」という概念が、身体性では定義できなくなる日がやってくる。
最終的には脳なのか。そしたら、こころはどうなるのか。
身体性を放棄した時に、人間の生きる意味は、幸福の定義は揺らがずにいられるのか。


人間の定義を問わなければいけなくなりそうです。