ノン・ジャッジメンタル

ノースカロライナ出張の3日目。
今日はCDE(糖尿病療養指導士)でありナースプラクティショナーでもあるナースがいるクリニックに行く。
患者さんの面接をするところを3人分、同席させてもらいました。


面接に入る前に、面接でのコツ(心がけていること)を聞いたときに「ノン・ジャッジメンタル」と言っていたのですが、面接でも実際にそのとおりでした。
具体的には。
面接でHbA1cとか血糖値などの検査値をお互いに確認するのですが、それは医療従事者として評価付けするというよりかは、患者さん自身が自分の位置を確かめるために行っているという立場での言葉かけが多かったです。
生活行動については、知識の有無について積極的に話題にするわけではなく、ひとまず患者さん自身のありのままの生活行動を聞いていました。(←ただしこの患者さんはHbA1cの値が落ち着いているからだと、後でナースが言っていました。)


他には、足の状態を査定する行為を目視だけでなく実際に器具を使って行っていたのも印象的でした。聴診器を使って呼吸音を聞くことも行っていました。
前にも書いたことですが、ナースプラクティショナーな方は、日本で言うクリニックの医師にとても近い行為をしていると思いました。加えて、面接技法やアセスメントの的確さにおいて洗練されていることも感じました。 

 
患者さんの動機を高める/維持することは困難ではないか?と質問したところ、グループセッションも持っているのですよと教えてくれました。
1対1でのコンサルテーションだけだと、患者さんが孤独を感じやすい(孤独に病気と闘っていると感じやすい)のだそうです。家族や友人、職場などの患者さん固有の人間関係の中で解決することが難しい場合には、積極的にグループセッションの推薦を行うようにしているのだそうです。


ちなみに今日の晩御飯では、カニとエビをラーメンどんぶり一つぶんくらい食べました。
明日から痛風になったりして・・・。