SSTだけじゃないよね

僕の雑記。
今、精神科コメディカルではSSTが大流行しています。
でも、僕はSSTだけに頼る方法に疑問を持っていました。
問題解決と宿題の提示による行動療法がどの程度効果を挙げるかに疑問があるからです。
宿題の提示は、当事者が積極的にやらないと意味がありません。
ただ、精神科で患者さんたちが形成するグループはそれほど凝集性が高くないですから、
宿題がどれほどの効果を挙げるのかは疑問があります。


というような以上のことは、実はずいぶん前から感じていたのですが、対案がなかったので表明することがありませんでした。しかし、SSTに依存しなくてもコミュニケーションのトレーニングをする方法はいくらでもあるなぁと感じたのです。
例:ディベートの練習などなど
もちろんSSTのような問題解決式の練習も良いと思うのですが、ディベートなどの練習を用いて純粋に聞く(相手の話を理解する)&話す(自分の話を聞く相手のイメージをする)練習をすることが有効なのではないかと思うようになりました。