113の学会で不正行為

日本学術会議参加の113学会で不正行為

 日本学術会議に参加する学術団体のうち113学会で、論文のデータねつ造や盗用といった会員の不正行為が内部的に問題になっていたことが、同会議が行ったアンケートでわかった。  国内外で研究者の不正行為が後を絶たないことから、同会議は研究機関や研究資金の提供機関に対し、倫理綱領の策定を急ぐよう求める提言を近く公表する予定だ。  調査は昨年、日本学術会議に参加する1481学会を対象に実施。全体の約5割に当たる838団体が回答した。  研究者として倫理的に問題がある行為が、1999年以降の5年間に学会の役員会などで話題になったケースがあるかどうか尋ねたところ、113学会が「ある」と回答した。不正の内容で最も多かったのは、論文の二重投稿で67学会。論文やデータ盗用の23学会がこれに続き、データのねつ造、偽造は6学会であった。さらに、「学会の名前を利用した商売」という回答もあった。  調査をまとめた東大大学院教育学研究科の佐藤学教授は、「わずか5年間の件数であることを考えれば、決して少ないとは言えない。研究者の養成段階で、倫理教育に力を入れるべきだ」と話している。 (読売新聞) - 7月5日11時4分更新

「倫理的に問題のある行為」の教育は確かに重要だと思います。
それはわかります。
ところで、倫理教育ってどうしたら効果的なのでしょう?
二重投稿の基準って、例えば僕もよくわからないわけですよ。
新規性がなければ二重投稿と言えるでしょうけれど、その判断を誰がするか?
うーん難しい。
論文以外で考えます。
例えば、和民と魚民はの看板については和解しているから、
「似ているけれど違う」っていうのは看板レベルではOK。
例えばブランド品の模造品は似ているけれど違うというよりは似せて作って間違わせる
ことが目的だから、ダメ。
そう考えると「似ている」だけならオッケーで「同じ」と勘違いさせるのはダメと言うことになります。
二重投稿になりかけの研究(結果の一部を別の論文に発表しているなど)の場合は
「似ているのがあるよ」って記載すればいいのではないかと思いました。
いかがなもんでしょう。