涙があふれるその訳は

朝8時半 気仙沼のホテルをチェックアウト。
9時 研修会場である病院へ到着。
9時半 から 12時半 研修。お題は看護研究。
難しい用語や定義を使わずに、研究としてうまくいくための方法を伝えた。


気仙沼の魚市場や観光名所を色々と案内していただき、
15時58分にくりこま高原駅まで送っていただいて、帰途についた。


今回の研修は、気仙沼のある病院の看護師さんたちが、2年越しで実現したもの。
普段参加しない職員たちも参加できるようにするためには、病院の企画として行う必要がある。
だから、彼らは、看護部長と何度も話して看護部長の理解を得て、その看護部長が院長と理事長に許可を得て病院の予算の中から、研修の必要経費を出すことになった。
普段だったら研修に後ろ向きな職員が、休みでも参加すると思ってくれるように、お弁当も準備していた。
僕が疲労なく講演できるようにと、前泊のホテルを手配してくださっていた。
安保が前日の金曜日にどうしても外せない会議が入ってしまったと伝えたら、ある看護師はその日に仙台まで車で迎えに来て、仙台から気仙沼まで車で迎えてくれた。


そういうことを一つ一つ、今回の研修のために多くの方が、多くの時間とエネルギーをかけ、場合によっては頭を下げて、実現させてきたんだと思うと、涙があふれてきた。
本当に、人の信頼をもらうということは、ありがたいことだと思う。


おそらく、その期待と信頼にこたえるくらいの内容を伝えることができたんじゃないかと、自分では思う。
本当に、やれてよかった。時間をかけて、準備してよかった。


最近、自分にとってつらいことが多い毎日なだけに、この2日間は、本当に、自分の心に染みました。