「のり子大好き問題」等について

 今日はめずらしく、世の中のニュースにツッコミ。


1.のり子大好き問題
 テレビ中継されているマラソン大会の実況中継で、女子の1位選手のすぐ近くを走っていた男子選手がユニフォームに「のり子大好き」というロゴをつけて走りつづけ、テレビを通じて全国の視聴者の目に触れたと言う問題。
 コメント:人には様々な自由があるし、目立つことによって自分の支援者が近くにくるようになるから、その目立った人は暮らしやすくなるかもしれない。けれど、「のり子大好き」という言葉(プライベートなメッセージと受け取られる言葉)を、公共性が高いと認知されているテレビを通じて知らしてしまうことは、無遠慮な行為だろうと思う。
 例えば「平沢ウザイ」と書かれたユニフォームで走られたら、平沢さんは「まぁ、ユニフォームに何を書いても自由だからいっか」と思うのだろうか。日本に住む、ほかの平沢さんが迷惑を感じることの想像はつかないのだろうか。あっ「ウザイ」だとネガティブキャンペーンっぽいから「平沢ウケル」だったら、10代女性がポジティブな意味に使うことがあるから、いいかも*1
 ルールに違反していないからいいと主張する人もいるかもしれない。でも、例えば総会屋とか、当たり屋とか、または講義の途中で無関係な質問をし出す受講生とか、様々な無遠慮の存在を拍手で迎えることはできないんじゃないかなぁ。
2.安倍首相「職を賭して」発言の問題
 テロ特措法と米軍への給油活動について、「職を賭して」取り組むと発言。
 コメント:政治関係の話題は書かないようにしてきたんですけれど、今回だけはコメント。安倍首相の発言は国の代表という立場を踏まえないものに聞こえてしまい、とても残念でした。国民の意思の反映たる選挙を通じて選ばれた代議士達によって選ばれた総理大臣なのですから、国民の意思を反映させた職責と言うのを考えて欲しいと思います。テロ特措法に職責を賭して欲しいと考えている国民がどれだけいるでしょうか?? 大体にして、安倍首相だって「憲法改正をしたい」って言ってたはずなのに、テロ特措法で職を賭すって、矛盾してません?
 私企業の2代目だったら、勝手に辞めても番頭さん達がなんとかしてくれるかもしれませんし、安倍首相がいなくても優秀な大臣さんたちで運営される内閣かもしれませんが、国会(代議員の代表)や選挙(民意の代表)の結果以外で辞めるって軽々しく言うのは、ちょっと身勝手すぎやしませんか。

*1:もちろん冗談なので、ここに書いたことを平沢さんに実践に移されたら、さらに落胆すると思うのですが