ココロは脳科学と現象から

8:50 精神疾病論の講義(僕がやっているわけじゃない)を拝聴。
  症状の解説が実例を交えて紹介されていくのを、確認しながら聞いていった。
  ウチの大学の場合、精神疾病論の講義がきちんとあるので助かる。
  
  僕は、脳とココロの関係を、科学の観点でも現象の観点でもきちんと知ることが重要だと思っている。
  養老サンの言葉を借りれば「脳化社会」化している現代において、脳の機能をしることは自分の内なる構造を知ることの主要な手続きになるだろう。
  看護師になる人々(ウチの学生ってこと)にとっては、精神看護学関連の講義は、現象という観点からも科学という観点からも講義がある(予定)なので、脳と心を理解するための手段にもなりうる。
  (具体性と抽象性とか、帰納的とか演繹的とか、2方向のアプローチが必要だと思うのです。)
  
  精神疾患とか精神保健の問題を理解しようとすることも大事なのだけれど、きっとそれ以上に大事なことは、その人を理解すること。
  「その人」には、きっと脳に関する科学的観点が含まれる必要があると思う。これからは。


誰かが、「21世紀は心の時代だ」と言っていた。
僕は、「21世紀は脳と心の時代だ」といいたい。
学生にそれを伝えることになるのは、たぶん学生が3年生のとき。


11:00 精神看護学の教員でMeeting。
  実習は2年後なのだけれど、実習要項がだいぶできつつある。

12:40 お昼を食べる時間もなく、1年生の講義。

14:00 教員の会議。コミュニケーションと意思決定の難しさを体感。2時間かかった。


17:40 キャンパス内を歩いていたら、多くの学生に挨拶や声をかけられた。
   この大学のいいところは、学生が明るいことだと思う。
   まぁ、学生が悩むこともたくさんあるみたいだけれど。でも、どうせ悩むなら明るく悩んだ方がいい。そんなこんなで、僕はこの大学の学生が、けっこう好き。 
  「先生の講義、もっとないんですか?」なんて聞かれると、ますます嬉しかったり。
  まー、僕の情動構造も単純です。