カフェオレ効果

9:00 雨が降っている。仙台の梅雨は、東京や盛岡よりも梅雨っぽいと思う。  
   はやく梅雨明けして欲しいなぁ。
10:30 ミスドでテーマ学習。
  今日のテーマは質的データ分析の要点について。
  参考書はこちら↓
グラウンデッドセオリー法を用いた看護研究のプロセス
グラウンデッド・セオリー・アプローチの実践―質的研究への誘い
この2書は、たぶん医療や看護に関係する人が質的研究のデータ分析をしようとするときによく読む2書だと思う。また、2書で書かれているデータ分析方法が大きく違う印象を受けると言う評判も聞いていたので、読み比べてみた。

読み比べてみたところ、データ分析の方法として強調していることは共通点が多かった。特に
1)元データを1次コーディング(オープンコーディング)するときの解釈可能性を多彩にすること
2)概念化するときに元データ(or 1次コード)からの乖離がないことを確認すること
の2点はどちらも指摘していた。
しかし一方で、データ分析法の具体的な提示には違いがあるように思えた。具体的な指摘をすると、オープンコーディングを詳しく書いているのが1番目の書籍で、概念化の具体的な方法を提示しているのが2番目の書籍であるように感じた。
1番目の書籍では、ダイヤグラムなどを提示することで概念間の関係を示す手順を踏むことはイメージできるのだが、個々の概念が形成されるときの思考過程やデータ蓄積過程が書かれていない印象を受ける。一方で2番目の書籍では、Coding & Retrievalが鉄則と書いているのにある段階以降は「元データは捨ててもかまわない」と記載するなど、解釈可能性の多彩さを確保する上でやや危険な記述が含まれているように感じられた。
だから、オープンコーディングまでは1番目の図書を読み、概念化のあたりでは2番目の図書を読んで、方法論の要点を学ぶときには両方で書かれていることを読み比べると楽しいのだと思う。
 

と、以上のようなことを考える環境をくれた、ミスドとカフェオレに感謝しなきゃね。


13:00 オリエンテーリングのレース*1に参加するための交通機関について調べる。バスが1時間に1本くらい出ているので安心した。これなら行ける!

*1:東北大オリエンテーリング部が主催する、入江杯