ここ2ヶ月に観た映画のレビュー

この2ヶ月は、とてもよく映画を観ました。
映画館に行った回数はそれほど多くないのですけれど、飛行機の中で見たりDVDで見たりしたから、新旧含めて数多く映画を見ております。
さてそこで、今日はここ2ヶ月に見た映画のレビューを。(ネタバレがあるのでご注意ください。)

 三谷作品です。三谷作品は僕にとって、音楽で言うサザンオールスターズのような存在でして。作り手が笑いとか喜びを忘れずに作品を提供してくれていることが共通点かな。
 有頂天ホテルは、笑いの部分を前面に押し出した作品だと思いました。出演する役者さん全てに対してツッコミどころがあって、小難しいことを考えなくさせてくれました。

 ジョニーデップ出演作品。と言っても僕はジョニーデップを知りませんでした。まぁそれはさておき。童話(絵本?)を映画にするとこうなるんだなぁと思って楽しみました。字幕スーパー版もよいですが、ところどころで出てくる歌のリズムを感じるためには、ひょっとしたら最初に日本語吹き替え版で楽しんだ方がいいかもしれません。初めは、奇想天外な場面設定や展開に突っ込みを入れたくなりましたが、見終わる頃には純粋に童話の世界に入れました。

 チャン・ツィー&渡部謙出演。日本ではSAYURIというタイトルでしたが、例えばアメリカでは「Memoirs of a Geisha」という題なのですよ。ハリウッド発の日本作品としては2年前のラストサムライを思い出しますけれど、ラストサムライの方が好印象でした。
 例えば「芸者はartに仕える者という意味であり、決して娼婦ではない」という類のセリフがあるのですが、一方で主人公のSAYURIが客に抱かれることを想像させるシーンが何度かあります。実物な芸者を見たことがないため、作品自体の問題なのか芸者という文化自体の問題なのかはわかりませんけれども、僕はこの作品を見て、芸者の生き方に少しがっかりしました。 

 映画はほとんど見ています。他にも魔法学校があることがわかったり、人が死んでしまうほどの出来事があったりと、いろいろな意味で世界が広がる作品でした。僕は、ファンタジーものにはドラえもんのような作品性を求めてしまうせいか、人が死んでしまうという展開には驚きを隠せませんでした。全体的には楽しめたのだけれど、物語の最後はまだ先と言う印象なので次回作ができてから見てもよかったかな。
 

 大学の学生etc.にとても評価の高い作品。主人公の一人である少女が青森出身であることにも関係があるのかもしれないなと思いました。腐ったシュークリームを食べてお腹をこわすシーンとか、生活に根ざしたクス笑いが随所にあります。そういう生活に根ざした喜怒哀楽があることを感じられるという意味でも、家族っていいなと思わせてくれる作品のように思いました。