快眠誘う「睡眠フィットネス」提供

快眠誘う「睡眠フィットネス」提供 滋賀医大、センター8月開設

   滋賀医科大は8月から、眠りに関する総合的な相談窓口「睡眠フィットネスセンター」を、大津市瀬田月輪町の同大学内に開設する。現代人の5人に1人が不眠や睡眠時無呼吸症候群(SAS)など睡眠にかかわる問題を抱えるとされており、県内の大学や企業と連携し、森林浴や運動・食事療法など包括的なサービスを提供していく。  ■産学連携で治療 体質改善、運動・食事療法  センターは、同大学睡眠学講座が運営。SASの治療が専門の宮崎総一郎教授ら専門スタッフが問診や検査で、肥満や深夜勤務など眠りを妨げる原因を探り出す。  また、龍谷大や立命館大、滋賀大をはじめ、松下電工ダイキン工業などと共同で快眠をサポートする「眠りの森事業」の中核として、必要なケアと提供機関をつなぐ。  具体的には、センターは患者の生活習慣や眠りの状況を把握。睡眠障害の種類に応じて、同大学病院などで強い光を浴びて睡眠サイクルを整える「高照度光療法」など専門治療を行う。併せて、立命館大が運動や栄養指導による減量など体質改善を支援したり、龍谷大が森林浴や里山散策によるストレス発散を手助けする。  このほか、眠りの森事業では、滋賀大が企業の健康管理担当者向けに睡眠学の知識を備えた「睡眠指導士」の養成講座を開く計画もある。  睡眠と生活習慣や体質とは密接にかかわっており、睡眠障害の改善には医療面に限らず幅広いケアが欠かせないため、今回の連携が実現した。  宮崎教授は「健康な生活には適切な睡眠が欠かせない。睡眠障害の原因に合った最適な治療を提供したい。この取り組みを全国に広げたい」と話している。  センターは、8月8日から毎週月−水曜の午前9時から正午まで、電話で予約を受け付ける。  基本料金は電話相談が10分1000円、面談が30分5000円。  問い合わせや申し込みは睡眠学講座TEL077(548)2915。 (京都新聞) - 7月19日13時10分更新

睡眠学講座って面白い講座名ですねぇ。
いやーユニークなことを考える人もいるもんです。