日本医師会が医療ミスな医師の対策に

医療事故3年に3回で研修 日医が「リピーター」対策

 医療ミスを繰り返す「リピーター医師」の再教育を検討してきた日本医師会は24日、過去3年間に医療事故を3回以上起こした病院について、病院管理者や医師に対し研修会の受講を求めることを決めた。  対象をリピーター医師本人に限定せず、当面は受講も強制ではなく、技術研修は行わない。医師会は「懲罰的に再教育するのではなく、日本の医療全体をレベルアップしたい」としている。  医師会によると、対象となるのは、医療ミスをめぐって患者と争いになるなどし、「有責事故」として病院保険などから3年間に3回以上、賠償金を支払ったケースで、昨年10月の調査では120件が該当。  研修会は2日間の日程。希望者なども受け入れるため、今夏の研修会には200−300人が参加する見込み。講義形式で医師の職業倫理や医療事故の現状分析などを研修し、受講者には「研修修了証」を発行する。 (共同通信) - 5月24日20時14分更新

こういう制度が存在することはいいと思います。なんらかの抑止力になる可能性はありますからね。ただ、教師でも電車運転士でもそうかもしれないのですが、研修の方法が適切かどうかはわからないですね。
医師会のコメント「懲罰的に再教育するのではなく」には同意します。技術職における重大ミスの多くはコミュニケーション能力(特に、自己開示能力の不足)にあるような気がするのですが、どのレベルのミスを防ごうとするかで違いが出るでしょう。
なお、日勤制度とか言う意味不明な(廊下に立たせるのと似てる)対策に比べたら、何百倍もいい気がします。