オリンピック、体操男子団体

離れ技はコールマン。これさえ取れば・・ヨッシャ取ったー
さあ、あとは最後の伸身の新月面。着地に向かう・・・
伸身の新月面が描く、放物線は、栄光への架け橋だ。
勝った。勝った。勝ちました。
勝った。勝ちました日本。間違いありません。
(中略)
9.850ー。日本金メダル。28年ぶりの王座奪還。
再び世界の頂点に立ちました。体操日本、日はまた昇りました。
小西さんどうぞ泣いて下さい。小西さんの目から大粒の涙がこぼれてきました。
「金メダルを知らない子供たちですから・・・」

2大会連続でメダルを逃し、日本の陽は完全に没したと言われました・・(中略)・・
アナハイムで夜明けを迎え、そしてオリンピック発祥の地アテネで再び陽は上りました

その後の記事も。2004年08月17日 【体操】体操男子団体、金メダル会見
 体操の男子団体(米田功冨田洋之水鳥寿思塚原直也鹿島丈博中野大輔)総合決勝が行われ、最後の 種目の鉄棒で逆転し、日本が優勝した。同種目としては76年モントリオール大会以来28年ぶり、体操全体では84年ロサンゼルス五輪の男子個人総合、同種目別つり輪、鉄棒以来20年ぶりとなる金メダルを獲得した。以下、試合後の記者会見。
――優勝おめでとうございます
(加納実男子監督)「何年ぶりですか。うれしいですね。最後まで優勝はわからなかった。鉄棒が最後なので、10パーセントぐらいは安心していたんですが。アメリカはプレッシャーがかかっていたんでしょう」
――日本のチームはどうですか
(加納監督)「日本は全然、動じていなかった。冨田は着地まで決めてきた。わたしは足が震えていました」
――勝因は
(加納監督)「チームワークです。やっぱり金メダルを取りたいという気持ちに選手に出ていた。それがひとつになった」
――なぜ、冨田を最終演技者に
(加納監督)「冨田はどうにでも対応できるので、最後にしたんです。冨田は失敗しないし、鹿島も失敗しない」
――選手には
(加納監督)「選手には本当にご苦労様といいたい。世界で一番強い選手たちです」
――優勝の感激は
(冨田)「チーム一丸となって全種目すべてでよくできた。それがゴールドのメダルにつながってうれしいです。最高の一日になりました」
――最終演技者はどうな気分ですか
(冨田)「最後の鉄棒のときはすごいプレッシャーの中にいた。でも観客、チーム、スタッフのみんなが応援があったので、そのプレッシャーをはねのけることができました」
――28年ぶりの金メダルですが
(冨田)「久しぶりのゴールドメダルだけど、復活は意識せず、新しい日本の体操を開こうと思っていました。それができたと思います」
――どこで優勝を意識したか
(冨田)「ほかの国の得点が気になったんですけど、それは気にせずにやっていこうかと決めていたんで。気にせず、ただ自分の演技に集中していこうと思って、最後の演技にのぞみました」
――チームワークはどこで生まれたのか
(冨田)「このオリンピックが決まってから、数回の合宿で自然とつくられてきました。合宿中は話をしますので、自然とチームワークが生まれました」
――自信はあったのか
(冨田)「いままでにないほど、合宿をやってきたので。自分の力を出し切れば必ず結果はついてい来ると思っていました。最強メンバーがそろった。落ち着いてできました」
――個人総合は
(冨田)「個人総合も気持ちよくできます」
(米田)
「うれしいです。鉄棒勝負となったので、練習通りやればいけると思っていました。床の前はすごく緊張しました。気持ちを落ち着かせるので精一杯でした。オリンピックはすごいと思いました。金メダルは味わったことのない達成感です」
(塚原)
「今日は僕自身、ミスが出たので、周りに迷惑をかけました。金メダルは特別な思いがある。本当に目標にしてきましたので。すごくうれしい。演技にはとくかく集中しました。団体は日本の最大の目標でした。
 体操を始めたときの夢がかなった。信じられない。今日は練習のときから完璧でしたので、安心していました。(父に対し)やっと取れましたという感じですか。3回目で金メダルが取れました」
(鹿島)
「本当にうれしい以外の何もありません。信じられません。みんなが最高の演技をしてくれました。今までずっとやってきたことが、ここで決まったことがうれしいです。
冨田はやってくれると思っていました。みんなで団体の金メダルを取ろうといってきました。歴史ですか。自分たちんおやってきたことが間違いじゃなかったことがうれしいです。本当に演技だけに集中できました」
(中野)
「冨田さんが着地した時、鳥肌が立ちました。何をいったかわかりませんが、とにかくほえていました。体操ニッポン復活の意味もあったけど、チームで何も考えずに一丸となってやってきた。信じていた。やっぱり仲がよく、みなが1つの目標に向かってがんばってきました。よかったです。やっぱり冨田さんの着地が決まるまでわからなかった。今でも夢じゃないかと思う。信じられない」
(水鳥)
「ゼッタイ、いけると思っていました。吊り輪が弱いといわれていたので、重点的にやってきました。みんな信じられない。夢のようです」